ガッデムサラリーマンの脱サラ物語

会社じゃ「経営層」なんて言われてるけどさ、人間なんだから面倒臭せぇこともあるよな。さーて、脱サラすっかな。

小説「ちょっと今から仕事やめてくる」のあとがきにグッと来た俺様。

売れ行きが良いのかキンドルでもちょいちょいお勧めに上がってきていた、小説「ちょっと今から仕事やめてくる」を読んだ。

そりゃぁ、脱サラをテーマに活動(?)している俺が脱サラ小説を見過ごすわけにはいかないだろう。

後で知ったんだけど、この小説って映画化までされているんだそうだ。

ブラック企業とそこで働くブラックな上司というわかりやすい「悪」の存在もあって、容易に感情移入もできるし、ちょっとしたミステリー的な展開もある。

でも、読み始めてすぐに「おや?」と思ったんだよな。コレは「夢をかなえるゾウ」にインスパイアされた小説じゃないかってさ。悩む主人公に、それを導く関西弁の謎の人物(ゾウの方は人じゃなくて神様だけど)。

俺クラスの「ゾウ」シリーズファンの目は誤魔化せねぇぞってな。

そんなこともあって、実は少々醒めた気持ちで読んでいたんだ。それで。最後まで一気に読み切って、「ん。まぁまぁかな」という感想を持った。実際内容は実に「まぁまぁ」だったから。

でもな、本編を読み終わって、著者あとがきに目を通していたときに、著者自身が「一冊の小説が自分を変えるきっかけを与えてくれた」、「自分もこんな小説を書いてみたいと思った」と告白しているのを読んだんだ。

 

小説の名前は書いていなかったから、それが「夢をかなえるゾウ」だったのかどうかはわからない。でも、ある小説を読んで「変わりたい」と思って、この著者「北川恵海」(性別すらわからんのだが)はそれを実現したんだよな。

実は俺が脱サラをしたい、と思ったきっかけの一つは「ゾウ」の小説を読んだところにもあったんだ。会社のアホらしいシステムに対する不満の燃料が満タンに近づいていたところだったからな。

そう、著者は、変わりたいと思って変わった。俺は、多分同じようなきっかけがあって変わりたいと思ったけど変わってない。小説の中身よりも、そっちの方がグッと来たね。

 

ただ、焦るつもりはない。一人ひとり、置かれている現実だって、許容できるリスクだって異なってるんだ。俺のように、サラリーマンとしては恵まれた処遇をされている場合には、それを投げ打つ損失もまた現実問題だからな。

でも、変わるためにやる努力は続けなくちゃ、と改めて感じさせられた「あとがき」だったな。たまにはこういう気楽な小説も読んでみるもんだ。