ポンコツサラリーマンのガッデムぼやき節

会社じゃ「経営層」なんて言われてるけどさ、人間なんだから面倒臭せぇこともあるよな。さーて、脱サラすっかな。

威圧スキルだけが強いポンコツエグゼクティブな人たち。

 

あんたの会社にもいるだろう。

報告だの決裁だのを持って行ったときに、何だか急に違う角度から小難しいことを言って、あんたを困らせる偉いさんがさ。

もちろん、あんたの持って行った提案がポンコツだった可能性は否定できねぇ。もしそんな隙があったと思うんなら反省するんだな。

しかしなぁ、その偉いさんが本当に会社にとって有益な新しい切り口でモノを見れるイケイケ慧眼経営者かってぇいやぁ、必ずしもそうとは言えないぜ。

偉いさんの中にはな、「いかにも経営者っぽく小難しいことを言って、部下を威圧するスキルだけが高い」って野郎がいくらだっているんだ。もちろんテメェで「自分を大きく見せたい」と思って一生懸命演じている惨めなケースもあるかもしれないだろうが、俺の感触では「威圧スキル発揮」の成功体験を積み重ねて、偉くなっちまった、ってぇ野郎の方が多いような気がするぜ。

無垢な従業員から見りゃ、「さっすが、ウチの偉いさんは見る視点が違うよな!」なんて感心しちゃったりするかもしれねぇさ。
偉いさんのさらに偉いさんも、「ビシビシ部下をしごいてくれているみたいですねぇ」なんて思っちゃったりするかもしれんぜ。
それが成功体験って訳さ。

威圧スキルの発揮の仕方はそれこそ、色々なパターンがあるぜ。

一つ例を挙げるなら、「純真無垢なほどにタブーなく発想する」パターンなんてのは典型的だ。

一般的に言えば、実務に近い担当者ほど、調整相手の状況がわかっていたり、納期に制限があったり、ある対策にどれ位の金と時間が掛かるかわかってたりする訳だよなぁ。

それを、偉いさんは全く気にせずに自由に発想しちゃう訳さ。例えば、国内の仕入先の選定で頭を悩ませている部下に対して、「ミャンマーの線は考えてみたかね?」なんてな。

「は?何言ってんだ、オッサン」と部下も口には出しては言えねぇから、モゾモゾしてると、「もう一段視点を広げて考えてみても良かったんじゃないか?」なんてなぁ。偉いさんからすりゃぁ、「また、ナイスな指導をしちゃったな…俺」なんてご満悦さ。

まぁ、言うまでもなく、この偉いさんは前日にカンブリア宮殿で「最後の新興国ミャンマー」なんてぇ特集を見ただけなんだぜ。

だけどな。こういう威圧スキルは抵抗するのが難しい厄介もんだ。

ミャンマーがいかにバカな案であったとしても、あんたが「そんなことを検討する必要はない」と言った瞬間に、「俺に盾突く反乱分子」、「柔軟な発想のできない頑固者」なんてレッテルを貼られて、あんたは損をするんだ。

会社のためを思って発言をして、あんた個人がバカを見ることはねぇさ。あんたは「もう一度、ミャンマー等を含めて検討してみます」と言って引き下がるか、「少し、時間、予算が必要になりますが、検討してみましょうか?」なんてギリギリの抵抗をするのが精いっぱいさ。

恥じることも反省する必要もないんだ。上司の特権を振りかざして、あんたが抵抗できないやり方でご指導していやがるんだからよ。あんたがミャンマー案を持って行ったら、「おい!国内の仕入先さんとの付き合いは、人件費が高いってだけで切っていいと思ってんのか?共栄の仕方を考えるのがお前の仕事だろう」なんて怒られちゃう訳だからよ。

こういうスキルがあるんだ、と理解しておくだけでも、遭遇したときに嫌な汗をかいてストレスを感じることはなくなるだろうぜ。ま、面倒くせぇ追加の宿題をいただいちゃうことは避けようがないけどな。

じゃ、嫌な月曜日もやってくるみてぇだし、お互い頑張ることにするかね。