ポンコツサラリーマンのガッデムぼやき節

会社じゃマネジメント層のくせに、それが面倒臭くて仕方ねぇポンコツな俺のボヤッキー。

現代の奴隷だって?まさか俺のことじゃねぇだろうな。

 

奴隷。随分レトロな響きだねぇ。

最近知ったんだが、イギリスでは2015年に「現代奴隷法(Modern slavery act)」ってな法律が施行されている。何だ?イギリスってのは先進国みたいな顔して、今どき奴隷なんて使っていやがるのかい。英国紳士が聞いて呆れるぜ。

でも、ちょいとググってみたところ、どうもイギリスが問題だってことではないらしい。世界中にはまだまだ奴隷と呼ぶしかないような立場の人間がたくさんいて、イギリスは他の国に先駆けてそれに厳しく対処していこうってことのようだ。紳士の面目は保たれたようだぜ。

ま、ここで言われてんのは、必ずしも俺たちが「奴隷」と聞いて思い浮かべるように、ムチに打たれながら重い岩を運んで王様のピラミッドを作る、みたいなことばかりではないみたいだな。議論されてるのは、いわゆる強制労働。その中には、女性の性的搾取みたいなものも大きな割合を占めてるらしい。どうやって数えたのかは知らねぇが、全世界で2,000万人以上だとよ。

で、イギリス政府は企業に対して、自分の会社でそういう問題がないことだけじゃなく、取引をしている仕入先にもそうした強制労働がないことを求めていて、その確認がキチンと出来ているのかいないのかってことを企業のホームページなりで公表しろ、ってぇお達しを出したってことだ。

ま、企業からすりゃ「キチンとは出来てませんけどね。キリッ」何て公表出来るわけがねぇんだから、実質的には政府の言ってんのは「キチンとやれや。Just do it!」とムチを振るっていやがるって話だな。

しかし、面白いよな。自分の会社のことなら、奴隷がいるかどうかなんてすぐわかるけど、仕入先のことなんかどうやったらわかるんだってんだよ。仕入先は仕入先で仕入先を使ってるし、その仕入先もどこかの仕入先から何かを仕入れてるんだろうからなぁ。日本でも、主婦が内職でネジの検品作業をしてるなんてこともザラだろうに、どうやって仕入先の上流の方にいる会社が、その奥さんの働き方を知る術があるっていうんだろうな。酔いどれ亭主に「酒、買うてこいや!このクソ女」なんて言われながら泣きながら働いてるかもしれんぜ、実際。ま、それが強制労働と言えるのかどうかは知らんがな。

しかし、久々に奴隷なんて言葉を聞いて、ちょっと考えちゃったぜ。俺たちサラリーマンってのは、もちろん件の2,000万人の中には数えられちゃぁいないがよ、実際どうなんだってことをな。特に最近じゃぁどこかのブラック大手広告代理店の長時間の(サービス)残業が問題になってたりもするしな。

理屈だけ言やぁ、俺たちには、嫌なら転職する自由だってある。出世は多少諦める必要があるかもしれないけど、長時間労働を断ることも出来るはずだ。でも、実際のところはそういう訳にはいかんから皆んな苦しんでるんだよな。

でも、それでもやっぱりサラリーマンが会社の奴隷になっちゃぁおしまいだぜ。組合員であろうがなかろうが、会社と従業員は対等なんだ。

特に俺のようなオッさん世代は、入社したときから一貫して自分を犠牲にすることを奨励されてきた。いきおい、社員は会社の言うことを聞かなくてはならないような気がしちゃってる人もいるだろう。でも違う。

自分も奴隷みたいなもんだ、と思っちゃうようなら、今一度働き方を見直してみることをお勧めするぜ。

それじゃ、また次回。