ポンコツサラリーマンのガッデムぼやき節

会社じゃマネジメント層のくせに、それが面倒臭くて仕方ねぇポンコツな俺のボヤッキー。

わかりそうでわからない。そんな「同一労働同一賃金」って何よ。

 

同一労働同一賃金って何なんだよ?

最近になって、ちょいちょい新聞やニュースでこの言葉を耳にするようになったな。安倍さんも「働き方改革」の主要な議論の一つだってんで、随分肩に力が入っているみたいだぜ。
でも、20年もサラリーマンやってるとしっくりこない言葉なんだよな。。

んで、そもそもどういう話なのかググったりウィキったりしてやった訳よ。

ふーん、なるほど。どうも、歴史的に見ると元々の趣旨は最近日本で議論されている話とは違うみてぇだな。そもそもこの同同問題(勝手に略しちゃうぜ)のスタートは人権なんだな。

世界人権宣言とやらには、「すべての人は、いかなる差別をも受けることなく、同等の勤労に対し、同等の報酬を受ける権利を有する」と書いてあるんだとよ。

ま、確かにそれなら納得できるよな。例えば、同じ会社の同じ仕事に募集してきた人に対して、性別、肌の色、思想、宗教やらを理由に賃金に差を付けるなんて、どう考えても許されるはずはないわな、少なくとも今時はよ。こんなことを企業の採用サイトにでも書いた日には大炎上では済まんよね。

でも何だか論点が変わってきてないかね?

最近日本では「正社員と非正規雇用の社員の賃金差の是正」の文脈でしかこの話を聞かないんだな。でも、これって人権とか差別って話じゃぁねぇだろう。

確かにある2人がやっている仕事を断面で見たら、同じ仕事をしている瞬間もあるかもしれんけど、だからと言ってその2人に支払う賃金が同じである必要なんて、これっぽっちもないだろうよ。

理由は2つだ。世間じゃもっといろいろな議論があるんだろうけどよ。

1つは、会社ってぇのは「そいつが持ってる"能力"」にも金を払っているというこった。2人が1ヵ月の中で全く同じ仕事をして、同じような成果しか出していなくても、1人はそこの作業しかできない人物、もう1人が経験も長くて管理監督スキルも持っている野郎だってぇんなら、会社はその瞬間発揮されていなくとも、その管理監督スキルに対してより多くの賃金を払う。当たり前のことだろうがよ。

もう1つは、正社員と非正規社員では会社に対する「コミット」のレベルが全然違わぁな。例えば正社員は配置転換だって日常茶飯事だぜ。運悪くグローバルな多国籍企業なんかに勤めていた日には、上司からちょいと呼ばれて、「5年間ミャンマーに赴任してこいや」なんてあっさり言われかねないんだぜ。将来のことを卑しく計算してみれば「はい、喜んで!」と答えるしかないよな。一方で、当たり前だけど非正規社員にはそんな義理もない。「は?ミャンマーって何すか、それ?」で済むわの。

そう考えりゃ、やっぱり賃金差は付くわな。

同同問題と社員間の格差の問題は別モノ

結局のところ、「人権とか差別」を背景に出てきた同同問題を、別の理由で発生している正社員と非正規社員の格差の問題に流用するのに無理があるってこった。格差の問題は別の話題として解決するしかないだろうよ。

確かに、これまで日本では非正規社員は、好きでそういう働き方を自分で選んでる奴が多いんだからほっとけばいい、ってな感じだったよな。フリーターという言葉のニュアンスからもわかるように、どっちかと言えば好き勝手生きている人っていう印象だぜ。

でも、実際には多くの人が安定的な正社員としての仕事を求めていやがるのさ。日本だけじゃなくて、それこそ新興国なんかじゃ非正規雇用の問題はかなり盛り上がっているみたいだしな。そういう貧しい労働者はほとんどが正社員になりたがってるんだぜ。

ま、いずれにせよ格差は格差、人権は人権。どっちも問題を抱えているのは事実なのんだから、政治家の皆さんには上手く捌いてもらいたいものだな。無理だろうけどよ。